『本屋、はじめました』を読んで

読書

著者の辻山良雄さんが大手書店を退職されて自分の本屋を開店した一連の流れを記した実録本。
個人でお店を出すために必要なことや苦労話が赤裸々に描かれていて興味深かったです。
果ては事業計画書まで掲載されているのでこれからお店を出そうと考えている人にとってはとても参考になるのではないでしょうか。

本の中には異業種の自分にとってもハッとする部分がありました。

しっかりとしたコンセプトもなく数字ありきで始まったものは、その細部に「行き届いていない感じ」が漂うので、お客様に見抜かれてしまうのです。

ゲーム開発やソシャゲの運営に携わっている自分にとっては非常に刺さる文章でした。
特にソシャゲ運営にはKPIに追われてバタバタと売上だけを目的とした施策を打って、それが全く響かずに沈んでいくのを見届けたこともありました。

数字は噓をつきませんが、数字の奴隷にはなりたくありませんね。

最後に著者の経営されている「Title」のTwitterにあった文章を紹介。

ゲームでいうとUNDERTALEが「切実なゲーム」に当たるのかな。
などと思ったり。

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